Kanzzy様オーダー品

こちらのボードは、いつも当店をご贔屓頂いておりますお客様からのご依頼となります。
ギター～エフェクター～アンプというシンプルなシステムをご希望との事で、スイッチャーを新規でご用意させて頂き、ボードにはPedaltrain classic2を採用致しました。



BE-OD DeluxeはBoost On/Offのスイッチ切替ができるよう前列右側に、またDD-200はTap Tempoを操作する事を想定して前列左側に設置しています。
中央にはこれらのエフェクターを一括制御するスイッチャーであるMusicom EFX-MEを配置しました。
その他のエフェクターは一部2台のエフェクターを直列に接続してひとつのLoopに接続するなどして、全てのエフェクターをEFX-MEのLoopに接続しております。



Junction Boxは、この様にPedaltrainの背面フレームの隙間に取付けしました★
この設置方法によりボード表面を全面エフェクターに使えるので大変有効かと思います。
L型金具でしっかり固定しておりますので外れたりする心配もありません。
こちらのJunction BoxにはINPUT・OUTPUTの他、Musicom EFX-MEに搭載されている2系統のスイッチ端子を引き出す”F/SW端子”も取り付けしてあります♪
このスイッチ端子はアンプのチャンネル切替などを連動する際に便利で、TRSケーブル接続にて計2系統のスイッチ信号を送信可能です。(Latch・Momentaryの変更可能)



ボード裏側はこの様になっております。
今回、パワーサプライにはご依頼者様お持ち込みのVital Audio VA-08mk2を搭載。
実はこちらのパワーサプライをPedaltrain裏側に固定する為に、ある工夫をしております。
VA-08mk2に隠れて見えませんが、スノコの隙間部分を塞ぐ様に金属パネルをPedaltrainに貼付け設置面積を増やすことでしっかり固定ができるようにしてあります♪

パッチケーブルは全てCAJケーブル+Switchcraftプラグで製作しております。



VA-08mk2のアダプターはこの様な設置方法を取ってみました。
スペースが最小限に収められたので、なかなか良い仕上がりになったかと思います★

MIDIやスイッチアサインなど各種設定をさせて頂き、無事納品する事が出来ました。



ボード納品後、ご依頼者様より写真をお送り頂きましたので御紹介します♪
アンプはご依頼者所有のSHINOS & LEE ROCKETです。
こちらの機種は真空管アンプながら30W/3W/0.3W/MUTEの4段階の出力アッテネーターを搭載し、ステージだけでなくご自宅でも楽しめます。
またコンパクトサイズながら非常にクリアでレスポンスの良いサウンドとの事。
この様なアンプで鳴らすとペダルの個性もハッキリと感じられますね★

ここからは、Kanzzy様のコメントです。

●ご依頼いただいた経緯・コンセプト

以前よりドクターミュージック様にアンプ、システムなどでお世話になっておりました。
ここしばらくフラクタルやらケンパーなどを愛用しておりましたが、SHINOS & LEE ROCKET に出会いってしまい、その出音の素晴らしさに久々リアルアンプで行こう！
それなら予てからいつかお願いしたいと思っていたエフェクターボード製作をドクター様に是非！ という経緯でオーダーさせて頂きました。

ライブ、スタジオはリアルアンプ
DAW、RECはKEMPER

充実したギターライフを過ごせるようになりました。

●完成後の感想

まずケースを開けて、その整然と並んだエフェクター、スイッチャーを見て、なんて美しいんだ！
スノコ型のボードをひっくり返して裏側を見てみると ケーブルの処理がまた美しく、さすがプロの仕事だな、と感動しました。
出音もまた以前直列でサウンドチェックした時とは当然ながら違いまして、よりスッキリかつリアルなイメージです。
スイッチャーが慣れ親しんだFTTではなかったので、多少設定に手こずりましたが、別に用意して頂いた手引書のおかげでスムーズに操作出来ました。
お願いして本当に良かったです。

この度は当店をご利用いただきましてありがとうございました。
今後共変わらぬご愛顧賜ります様お願い申し上げます。