本文へスキップ

                        中部地区唯一ギターアンプ修理の専門店です     ㈱中部電子楽器

電話でのお問い合わせはTEL.052-739-6412

〒463-0025 名古屋市守山区元郷1丁目1407

エフェクト・ボード製作その255

佐々木様オーダー品

こちらのボードのご依頼者様は、以前にもボード製作をご依頼頂いたお客様となります。
前回はスイッチャーを導入したシステムでしたが、今回は「シンプル且つ軽量なシステム」への変更でご相談を頂きました★
スイッチャーを導入する事で演奏中の音色切替えが簡単になる利点がありますが、一方で感覚的にエフェクト効果を組み合わせたりするプレイスタイルの方にとっては使いづらい場面もございます。
ご依頼者様のご意向に沿ったシステムをご提案させていただきますので、お悩みやご不明な点がございましたらお気軽にご相談下さい。



今回、軽量化をする為にそれまでの蓋付きのボードから”Pedaltrain”へと変更する事となりました。
使用したのは「Classic Junior」というモデルで、W:457 x D:317 x H:89(mm)の中規模サイズとなります。



直列接続のシステムとなりますので、頻繁にOn/Offされるエフェクターを手前に配置しております。
音声信号の経路はTuner→Wah→Comp→Overdrive→Phaser→Chorus→Reverb→Boosterという順に接続されております。
ギターはPolytune 3 Miniに直接差し込みし、One ControlのBoosterからアンプへと出力します。
Polytune 3は高品位なBuffer回路が内蔵されており、別途Bufferを用意する必要がありません♪
最終段のOne ControlのBoosterは、ソロ時の音量UP用として活用されます。



ボード底面に這わされたケーブル類はこの様になっております。
パワーサプライはご依頼者様が以前より愛用されておりますVoodooLab/PedalPower2+を流用しまして、専用の取り付け用金具でボードに固定しております。
昨今は様々なブランドよりアイソレートタイプのパワーサプライが発売されておりますが、このPedalPower2+は今尚多くのトッププレイヤーが愛用し続けているロングセラーモデルです。

パッチケーブルは全て当店にてCAJケーブル+Switchcraft製プラグにて製作させて頂きました♪



モデルチェンジ前のPedaltrainでは、奥側の側面にPedalPower2+の電源ケーブルを差し込みする為の穴が開けられており、その穴に合わせた位置でしか取り付けする事ができませんでした。
現行モデルは上記写真のように横一文字にスリットが入っている為、自由な位置に取り付け出来るデザインに変更されています。
今回ご依頼者様より「なるべく左側(背面から見て右側)に寄せて欲しい」とご指定いただきましたので、この様に設置しました。

電源ケーブルやACアダプターは設置場所によって音声に干渉しノイズ発生の原因となってしまいます。
音声が通るパッチケーブルや、特にこれらの影響を受けやすい増幅系のエフェクターとは極力離して設置する方が無難です。
ご自身でボードを組まれる方は、組み込み前にノイズの有無・増減を確認しながら各機器の設置場所を決める事をお勧めします。

ここからは、佐々木様のコメントです。

●ご依頼いただいた経緯・コンセプト

過去に大小2つのボード制作と大きいほうのボードの改造と三度お世話になりました。
今回は、自身のバンドや環境の変化に合わせて、過去製作いただいたボードの大幅なスリム化大改造をお願いしました。

●完成後の感想

今回はスイッチャーを取り外しての直列での組みなおしでしたが、 チューナーの変更等含め音痩せを回避するための提案、またPedaltrainへの置き換えによるパワーサプライの省スペース化等、今回も親身に相談のっていただき、身体が不自由な私にも扱いやすい期待通りのボードが実現できました。
ありがとうございました!!

この度は当店をご利用いただきましてありがとうございました。
今後共変わらぬご愛顧賜ります様お願い申し上げます。

shop info店舗情報

ドクターMusic
㈱中部電子楽器

〒463-0025
名古屋市守山区元郷1丁目1407
TEL.052-739-6412
FAX.052-739-6413