O.S様オーダー品

今回は、ベース用ボードのご依頼となります。
かねてよりご依頼者様はご自身で何度か組み込みを行っておられたとの事ですが、今回「是非プロの方にお願いしたい」と言って頂き、非常に嬉しくも気持ちが引き締まる気持ちでお受け致しました。
少し大きめのボードに大型エフェクターが並ぶシステムとなりましたが、事前にある程度希望されるレイアウトを考えて頂いておられたのでスムーズにお話が進みました★



こちらの入出力用のJunction Boxは持ち込み品となります。
このJunction Boxから4000PreをBufferとして使用してPEC-2に接続しております。



ベース用のボードにしては大型のPULSE製EC-08(w795×d395×h100mm)を採用、固定は全てマジックテープを使用しました。
このPULSEのECシリーズのカーペット地はしっかりマジックテープが付くのでお勧めです★
ボードにズラッと並んだエフェクター群。 手前のZOOM B3nも大きいのですが、中央に設置された"Yuki 究極"というプリアンプもとても大きいです。
その隣にはVivie Owlmighty ProやDarkglass Alpha・Omegaなど、人気のプリアンプ/ドライブペダルが並んでおります。



ボード中段に台座を設置してその下にシールドケーブルが流れるスタイルですが、ボードの蓋の深さを考えますと嵩上げできる高さに限界があるため、台座は25mm程度に抑えています。
その奥にはMXR Bass Envelope Filterを設置。ギリギリのスペースとなってしまいましたが、ボードサイズが決まっていた為、ここだけプラグをフラットタイプに変更し対応しました。
ケーブル類は全てCAJを使用しプラグはSwitchcraft製を使用しております。



電源部分は当店にてFree The Tone PT-5Dをご用意させて頂きました。
PT-5Dは最大8系統のDC9V(内2系統はアイソレートされた500mA出力)にACコンセントが3端子搭載されておりますオールマイティなパワーサプライです★
今回、ZOOM B3nはこの500mA出力から供給しています。
（500mAで足りるか不安でしたので、動作テストを繰り返し誤動作が起きない事を確認しました。 ）
ご依頼者様のご協力もありスムーズに組み込みが行え、無事納品となりました♪

ここからは、O.S様のコメントです。

●ご依頼いただいた経緯・コンセプト

以前よりホームページの製作例を拝見させて頂いておりました。
何回も自分で組み直しを繰り返し、配線や配置、固定において妥協しながらやっていましたが使用機材が増え、どうせお金をかけるのであればと思って今回ボードのご依頼を踏まえてご依頼させていただきました。

コンセプト
◇実際のライヴと宅録を両立できるボードを組みたかった
◇ノイズゲートなどを通さなくてもノイズを最小限に抑えたい

拘りポイント
◇自分の音の土台となるプリアンプを軸とし、歪みの質を切り替えられる
◇マルチエフェクターを活用し、ライヴでは空間系などを補い、宅録ではプリとマルチで完結できるようなセッティングを組めるようにしていること

●完成後の感想

完成した写真を確認させていただいた時、実際に組み込まれた状態を目にした時、とても綺麗にして頂いて感動しました。
配置についても私の要望通りにして頂くために細かな工夫をいくつも実施して頂いたこと、相談する段階から親身にやり取りを行ってくださって安心してお願いすることができました。
実際に音を出してみて音質向上、ノイズ減少、セッティングのしやすさ、どれをとっても全く不満がありません。
今回は難しいことを何点かお願いした中、このようなボードを組んで頂きまして本当にありがとうございました。
また、機会があれば是非ドクターミュージックさんへご相談をしたいと思っております。
その際はまた何卒よろしくお願いいたします。

この度は当店をご利用いただきましてありがとうございました。
今後共変わらぬご愛顧賜ります様お願い申し上げます。