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                        中部地区唯一ギターアンプ修理の専門店です     ㈱中部電子楽器

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エフェクト・ボード製作その272

井上 雅人 様オーダー品

当店のBlogでは既にお馴染みの常連様より
「ラリー・カールトンサウンド」が得られるボードの制作依頼を頂きました。
先にご依頼者様はBludotoneアンプとキャビネット、そしてFX Loop用にLoop-a-Latorを入手されたとの事で、それを期に彼の最近の機材インタビュー動画なども参考にしつつ、ご依頼者様と協議を重ねてこの様なボードを御提案させて頂きました★



入出力部分は、この様に
FreeTheTone JB-41Sを設置しまして、アンプのSend/Returnにも接続出来る様に致しました。
ボードのセレクトは当店でもお馴染みのPULSE製のPECタイプ(FRPボードタイプ)をオーダーサイズでご用意させて頂きました。設計の段階でサイズを確定しオーダーしておりますのでジャストサイズに収められております。



Volume Pedalはカールトン氏も愛用のHilton Volume Pedal(Buffer内蔵)を採用し、Wah PedalはRMCの"Real McCoy RMC-10"をセレクト。
更に最近FreeTheToneから限定発売されましたBooster "CRUNCHY CHIME"のカスタムショップモデルを当店にてご購入して頂き、このボードに搭載する事となりました♪



そのBoosterの隣に設置されているのは、ご依頼者様所有のBludotone用として当店にて製作させて頂きましたオリジナル・フットスイッチとなります。こちらはスイッチ信号をMIDIケーブルでJunction Boxまで引き出して、そこからは当店にて製作させて頂きました専用ケーブルでアンプに接続致します。
(オリジナルのスイッチはボックスから直接ケーブルが出ているタイプとなりましたので、新たに製作させて頂きました)
そして、その奥にはこちらも巷で話題になっておりますUniversal Audioから発売されておりますUAFXシリーズ「ASTRA Modulation Machine」「Starlight Echo Station」「Golden Reverberator」を当店にてご用意させて頂き、床上げ台の上に設置。その内StarlightとGolden Reverbは手前に設置したMusicom Parallelizerに接続しましてParallel Mix出力出来る様に致しました。



このUAFXは歴代のレコーディングやライブで使用されていたアウトボード系エフェクト効果が得られる凄いエフェクターです♪各社、色々な機能満載の空間系エフェクターが発売している中で、この3機種はズバ抜けたプロレベルのクオリティのエフェクト効果が得られます★

そして電源はFreeTheTone PT-5Dを使用し、UAFXシリーズのみFreeTheToneの別売アダプターにて供給しております。



完成しましたボードも無事お引渡しをする事が出来まして、後日ご依頼者様よりご自宅でのセッティング写真が届きましたのでご紹介させて頂きます♪



Bludotoneアンプに専用1×12"スピーカーキャビネットの組み合わせに、Bludotone用FX Loopインターフェイス"Loop-a-Lator"を接続しております。
元々BludotoneやTwo-RockなどのアンプはSend/Return端子はあるものの、内部にレベル調整用のバッファーを搭載していない為、今回の様にコンパクトエフェクターをSend/Return間に接続する際はインターフェイスを併用してレベルを調節する必要があります。

またご依頼者様もこのシステムを大変気に入って頂きました★

是非末永くご愛用下さい。




ここからは、井上 雅人様のコメントです。

●今回のボードのコンセプト、拘りのポイントなど。

新しくBludo Drive入手に合わせ、ボードを組んで頂きました。
昔からラリーカールトンが出すtoneが堪らなく好きだった為、今回、80年~90年代に彼が使用していたDumbleを再現したモデルとの事でGETしましたが、そのピッキングレスポンスの速さ、ダイナミクスの付け易さに致っては、流石と言う感じでした。
このアンプの凄さをスポイルする事なく、ボードに載せる高品位な空間系は何かと、藤原さんとあれこれネットを調べながら、彼のボード遍歴等を調べながら結局、UAFXに辿り着きリバーブ、エコー、モジュレーション3台の登板が決まりました。
特にリバーブのリアルな奥行感は、アンプの出音を邪魔する事なくここ最近に無い感動を覚える位のレベルでした。あとは、本人も使用のHILTONvoペダル、評判のRMCワウ、空間エフェクト音が濁らない様、ミキサーを導入し、ボード内のレイアウトをいつもの様に藤原さんとアレコレ相談しながら、決めて行きました。




●ご感想

いつも通りのノイズレスなボード完成に大変満足しています。
アンプの出音に、絡みつくスタジオクオリティーな空間系が病みつきといった感じです笑
いつもは、strymonを空間エフェクトに使用していますが、今回負けず劣らずのエフェクター登場といったところですかね。
あとは、いつもボード作成の際感じるのが各器材の配置が一番の悩みどころですね。
藤原さんは、いつも幾つかのレイアウト図面を作成頂けるので、こちらも操作イメージし易く助かってます^ ^
今後ともよろしくお願いします!

この度は当店をご利用いただきましてありがとうございました。
今後共変わらぬご愛顧賜ります様お願い申し上げます。

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