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                        中部地区唯一ギターアンプ修理の専門店で      ㈱中部電子楽器

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エフェクト・ボード製作その56

岐阜県在住 中島様オーダー品



いつもお世話になっております岐阜県のお客様から、エフェクトボード製作のご依頼を頂きました★
以前まではボードをご自身で組んでおられまして、今回御縁がありまして当店をご利用頂く話となりました。
お手持ちの機材をお預かりしましたところ、今巷で話題の”KTR”がある事にビックリ。
私もCENTAURを愛用している身として、これは絶対音のチェックをしなくてはと、ボード製作前に少しだけ触らせて頂きました。
感想として「CENTAURの独特の音質特性をしっかり抑えている逸品」でした♪
バッファーのOn/Offが出来るという点は、ある程度現代のエフェクター事情を考えての機能だと思いましたが、実際にはバッファーOn時の音質変化はCENTAURより極端である印象を受けました。
それでも全体的には非常に良いところを伝承しつつ、よくここまでコストダウンできたなぁ。と感心してしまいました★

話を戻しまして、今回のボード製作の中心は、この”EX-pro PSS-10″というスイッチャー★(惜しまれつつ生産終了との事)4系統のLoopを搭載し、多彩でDC電源を送れるパワーサプライの機能も搭載しております。
これでスペース的に、かなりコンパクトにする事が出来ます。
メモリー機能は搭載しておりませんが、耐久性と操作性を考えているだけあってガッチリとしたシャーシにスイッチの位置もユニークですね。
ただ、Loop端子の位置が左に集中しており、中央にDC端子が集まってしまいました。ちょっと組み込むにはトリッキーな配置ですね。

ケーブルはご指定頂いた”Belden 9395″で結線しまして、この様にJunction BoxはTUNERの下に設置してみました。
こちらのスイッチャーにはTuner Outが搭載されていないなどの問題もあり、今回はLine SelectorでA/B切替えにてTunerに音声が行く様にしております。

最近よくあるご質問で「デジタルTunerをOnにした時に音声が切れるはずなのに、Tunerが反応する度にブツブツというノイズがアンプから出る」という話ですが、複数のエフェクターをサプライから繋ぐと電源から微弱なパルスが乗ってしまい、特に歪みエフェクターがOnになった状態ですと、ザーーーーっというノイズが乗る事があります。
その様な場合は、なるべくTunerの電源を他で取る・しっかりとしたパワーサプライを使用するなど改善する必要があります。

時にはこの様にアダプターを固定する必要も出てきますが、当店ではこの様にボードにガッチリ固定する事もしますのでご安心下さい★全ての機材がDC9Vとは限りませんし、極端に電流を消費するデジタル複合エフェクターなどは、やはり個別に電源を取られるのが安全です。
また、最近では「並行輸入品」も多く出回っておりますが、特にデジタルエフェクターの場合、アダプターは日本仕様(AC100V)をご使用される事をお勧めします。

今回、こちらのボードを組ませて頂き、改めてライブ専用ならばシンプルなボードにするのもアリかな。と、思いました。

勿論、ひとつのボードに沢山詰め込めば出来る事は多彩になり、ライブのパフォーマンス性は向上しますが、一方では重量も結構重たくなりますし(極端な場合、アンプに相当する重量にもなります)搬入・搬出・移動を考えると結構な重労働にもなります。

ここからは中島様のコメントです。

●コンセプト
ギターとアンプで基本音色を作成し、必要時に各エフェクト音を加えたい。
シンプル、かつコンパクトなボードにしたい。

●完成後のご感想
受取時、ボードの蓋を開けた時に思わず歓喜の声をあげてしまったほどです。
ケーブル類は美しく配線されており、予想以上にコンパクトに構成されていました。
KTRの嵩上げなど細やかな配慮も有り難かったです。
ドクターMusicさんにお願いして正解でした。

こちらこそありがとうございました。

次は貴方のボードが載るかもしれません。
是非この機会にボード製作・組み込みなどのご用命・ご相談は当店まで御気軽にお申し付け下さい。

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